【自作ヘアカラー】元ヘアカラー開発者と自然成分由来で髪を染めてみた!

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こんにちは。KAMIUです。今回はKAMIU編集部で自分たちでヘアカラーを作ってみるという実験をおこなってみました。
自然成分で髪が染まるのか、、気になるところです。
今回のサポーター役として元ヘアカラー開発者がやってきてくれました。かなり心強いです、、!ありがとうございます!
しかし、自然成分でのヘアカラー作りは初めてということなので、成功するかドキドキです。。。
ものは試しです。やってみましょう、、!

自作ヘアカラー実験のやり方・方法

今回の実験は草木染めなどを作るときと同じ要領で実験いたします。
手順としては

  1. 水を沸騰させる
  2. 沸騰させた水の中に用意した染める材料を入れ30分ほど置いて、染色させる
  3. 染色後に、水洗いをする
  4. ミョウバンを混ぜたお湯に浸しておく
  5. ブローをする

以上の流れで実験を行います。
染める材料を抽出する際はかなり濃い色素を使うことがコツだそうです。

水洗いをした後にミョウバンを入れる理由は色素同士を結合させて、繊維に留まりやすくするためです。その結果、色持ちをよくする効果があります!

 

今回の自作ヘアカラー開発実験で用意した染料たち

今回準備した染めるための材料は渋柿、ナス、玉ねぎ、紅茶、食紅の5種類です。

一応、染料が成功したかを計測するために、も染めてみました。
今回準備した材料たちが何色に変化するのか、、、楽しみです!

これが成功すれば皆さまも自分でヘアカラーを作ることが可能になるかもしれません、、!(笑)
期待大ですね!

毛髪は白髪の毛束とハイブリーチの毛束を準備しました。
なので、実験に使うものは毛髪は白髪の毛束とハイブリーチの毛束と麻になります!

染色する前の毛髪たちは以下のようなものを準備しました。

染色する前の毛束はこちらになります。

自作ヘアカラー開発実験開始!

早速実験開始です。
今回準備した染めるための材料です。

いや〜始まる前はこれで髪が染まるのかかなり心配ですね、、、
期待はかなりありますが、ナスなんかで染まるのか、、、?と思ってしまいます(笑)

自作ヘアカラー開発実験1回目の様子

1回目の実験は玉ねぎとナスを染めてみました。
皮のみが欲しいので、まずは皮むきからです。ナスも玉ねぎも色がある皮から染料を抽出します

続いては、沸騰したお湯に皮たちをどんどん入れていてきます。

この状態で30分ほど煮立たせます。

30分煮詰めたら、次に毛髪と麻を入れていきます。


煮詰まっていい色が出てきています、、!

毛髪たちをいれ、さらに30分煮詰めたあとに髪を取り出してみました。


かなりいい色になりました!!
アッシュに近い色でしょう。。
洗浄やブローをして結果を見てみましょう!

ナスの結果がこちらです。

もう青色系のアッシュですね。

ちなみに左側がハイトーンの毛束、右側が白髪の毛束になります。

髪より麻の方が染まりやすいと思っていたのですが、実験してみると髪の方が染まりやすいということがわかりました。
麻より毛髪の方が染まりやすいというのは意外でした!

玉ねぎの結果はこちらです。

玉ねぎを染色がすごいですね、、

白髪の方(右)は玉ねぎからできた茶色とは思えないほど、綺麗な茶色になりました。。。

自作ヘアカラー開発実験2回目の様子

続いての実験は柿渋です。
柿渋は調べたところ、染まりが良いということなので、水に対して柿渋は結構薄めにして染めました。

下調べした時点ではお酢を入れた方が染まりやすいというころでお酢を入れるものと入れないものを分けて実験してみました。
お酢を入れるのは簡単に説明しますと、髪を酸性にして色を入れやすくするためです!

それも染色に効果があるのか調べるために、酢を加える柿渋と酢を加えない柿渋の2つを実験しました。

今回は渋柿と80度程度のお湯に最初から髪を入れ、その温度のまま30分置いて経過をみてみました。

片方には酢を加えました。

 

 

 

結果は・・・・

柿渋に酢を入れたものはこのようになりました。

渋柿に酢なしはこのようになりました。

正直どちらも大きくは変わらないですね、、
でもはっきり言えるのはお酢を入れた方が色は染まりやすいということです。
お酢ありの方が白髪(右)方がミルクティー色に近い可愛らしい色になりました。

柿渋を薄めすぎたのが原因かもしれません、、
原液のままで染めてもよかったかもしれませんね、、
もう一回試してみたいところです。

自作ヘアカラー開発実験3回目の様子

3回目の実験は紅茶と食紅です。

実験の様子をみてみましょう。

食紅を水で割った液体に毛髪と朝を入れていきます。

紅茶を煮詰めた後に髪を投入しました。
紅茶も食紅も70~80度の温度で寝かせながら、髪を染色させています。

水洗いし、食紅の方はブローの最中ですがかなり激しい色になりました(笑)
ヘアマニキュアを使ったような色ですね、、

 

ブロー後の食紅の結果はこちらです。

かなり赤いですね、、
ヘアマニュキュアを使ったのではないのか、、というレベルです(笑)
これも髪はよく染まりましたが、麻は薄ピンクにしかなりませんでした。髪はそれだけ色が入りやすいということでしょうか、、!

紅茶の結果です。

紅茶は麻もしっかり染まっていますね!
玉ねぎも茶色に染まりましたが、その茶色とはまた違った茶色になりました。
ハイブリーチの方も落ち着いた茶色をしており、いい感じです!

結果は、、、?〜自作ヘアカラー開発実験〜

並べた感じの結果はこちらです。

パッと見ると食紅の色が濃過ぎますね(笑)
ナスも青っぽいアッシュが綺麗です。
「ナスアッシュ」とでも名付けておきましょうか(笑)

渋柿も上手く染まらなかったといえど、お酢が加えた方の白髪毛は綺麗な薄い茶色です、、!

玉ねぎと紅茶は似た色ですが、少しだけ玉ねぎの方が明るい茶色になりました。

自作ヘアカラー結果を並べてみました!

 

染色する前の毛束はこちらになります。

 

ナスで染めた毛束です。

玉ねぎで染めたものです。

 

柿渋(酢無し)で染めたものです。

 

柿渋(酢有り)で染めたものです。

 

紅茶で染めたものです。

 

食紅で染めたものです。

 

終わりに

いかがでしたでしょうか?今回は自作ヘアカラーの実験をおこなってみました。
個人的にはかなりびっくりした結果になりました。。。
ナスや紅茶など身の回りのものではっきりと色が染まるものがあるなんて、、びっくりです!
KAMIU編集部のやり方はどの実験も髪を熱湯に入れたあとは引き続き、火にかけていました。それでは、実用性がないだろ、、と思うかもしれませんが、抽出した染料であれば紅茶などは冷やした後でも髪を染めることは可能です。(本実験よりは染まりが良くないと思いますが、、)

ぜひ機会があれば皆さまも試してみてください!
ナスはきれいにアッシュになるので、オススメです(笑)

ヘアカラー元研究者の方もご協力いただきありがとうございました!

番外編〜自作ヘアカラー開発実験の柿渋リベンジ〜

ここでは2回目の実験の柿渋がうまく染まらなかったので、ちょっと悔しかったので条件を変えて再び実験してみました(笑)

おそらく水に対して柿渋の量が少なかったので、リベンジ戦では原液の柿渋で染めてみました!
しかし温度に関しては室温にしました。(コンロに空きがなかったので笑)
先ほどの実験の時の温度は70~80度でした。

原液の柿渋は、柿から搾り取ったものとは思えないほど濃い液です、、!

今回の実験も酢を加えるものと加えないものを準備しました。

浸けた後は、1時間ほど待ちました。
取り出してみると、かなり濃い色に染まっているように見えます!

実験成功、、!と思いきや、、、

結果は以下のようになりました、、

全く変わらなかったです、、(笑)
水で流してみたら、柿渋の色が全て落ちてしまいました、、

最初の実験の方が染まり具合はよかったです!
柿渋で染める際は温度を高温にすることが大切ということなのかもしれません。。。
1つ物事がわかっただけでも、進歩ですね!

 

追記:食紅でも室温実験を行いましたが、結果はうまくいきませんでした。食紅の駅にどっぷり浸けておいたのですが、水で洗い流すとすぐに落ちてしまいむらが出来てしまいました、、
染料をやる際には温度はかなり重要そうですね!

室温染色した食紅

紅茶を沸かした後に、冷やしても本当に効果があるのかもやってみたいですね!
次回はそれをお届けするかもしれません!

それでは!