【保存版】美容室の経営と人材。雇うべき人材と人件費について

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美容室経営を始め、多くのオーナーが頭を抱えるのが人件費です。なぜ、美容室経営には人件費に悩みのかを考えずに始めてしまいと、トラブルの原因になることもあるのでしっかり考え計画を立てておいて欲しい点になります。

今回、この記事では美容師という人材だからこその人件費の悩みをまとめ、どのような対策を考えておくべきかを紹介します。始めてからの大きなトラブルは避けたいのがオーナーです。

開業するまでにかんがることは多いでしょうが、人件費についても色々と対策しておきましょう。

美容室経営の中でも頭を苦しめるのが人件費?

では、なぜ人件費についてもしっかり考えておかないといけないかという点ですが、それは美容師特有の自分の腕が商売に繋がるという特徴です。

あなた自身、どこかの美容室で働いていた経験はあると思います。見習いからスタイリストとして腕を上げスキルを身につけ始めることに頭に浮かぶのが独立であり、自分の店に夢を抱いたでしょう。

今その夢を叶えるために悩みながらも楽しみを感じていると思います。では、問いますがなぜ独立を考えたのですか?ここにこれから先の問題点が隠されています。

きっと自分の腕で当たり前の利益を手にしたいからではないでしょうか。雇われている身というのはある程度の給与を定められています。いつしかそこに不満を抱きます。

これからあなたが独立を果たし美容室を開業した時に雇い入れる従業員もまた、後々こうした気持ちを抱き、始めの当初とは明らかに不満の気持ちを表に表わします。そこに気付きながらも経営の中ではここまでが精一杯というオーナーの気持ちとの衝突が生まれます。

実際に美容室経営にかかる人件費はどのくらい?

経営者という立場から従業員とのトラブルと聞くと、美容師ならではの問題に改めて危機感を覚えます。確かに…多くの方が今納得していると思います。

大まかな人件費としての予算がいかに危険なのかを考えると、人材確保も躊躇してしまいますが、1人経営では体力的にも売り上げ面に関しても限界があることも分かります。

ここで少し、美容室を経営していく中で考えられる経費の内訳を見ておきましょう。美容室を経営する中で毎月の家賃がかかります。他にも光熱費がかかり、光熱費に関しては変動します。

そして一般家庭ならあとは駐車場代や、個人の保険や通信費などになりますが、美容室経営になると別で駐車場を確保しているのであれば、駐車場代に材料費や細かい消耗品、さらには集客のための広告代がかかり、合わせて人件費を加えて運営していかないといけません。

【美容室経営でかかる内訳】

  • 家賃
  • 光熱費
  • 駐車場代
  • 材料費
  • 消耗品
  • 広告代
  • 人件費

これだけの項目に分けて、毎月の支払いをしながら売り上げを上げないといけません。独立当初はさらに大きな借り入れ返済が加わることが大半です。今回、借り入れ返済を入れずにしても、毎月かかる費用は大きいものです。

経営していく中で抑えられる部分は抑えないといけませんが、家賃の未払いは避けるべき点であり、光熱費も払わないとお店を開けることができません。材料費も抑えられる範囲には限界があり、お客さんが安定しない期間は集客予算を省くわけにもいきません。

そこで自然と考えてしまうのが、人件費カットです。こうした考えも従業員には分かります。だからこそトラブルになってしまうのです。今この内訳を考えた中で毎月の総支出額どのくらいになりますか?

黒字経営なのかが分かりにくい美容室

毎月どのくらいかかるのか分かりやすく書き出し、数字にするとすぐに人材確保が難しいことも分かり、また考えている人件費の予算内でお互いが満足して働いていける人材がいるのかという点も不安です。

さらに美容室経営を難しくしてしまうのが、赤字経営でありながら、数字では安定に見えてしまう点です。実際に利益がそのままの売り上げではありません。利益がどれだけあれば黒字なのか分かりにくい商売でもあります。

この点からも1人経営であれば、少し分かりやすく整理できます。1人経営で支払い文をしっかり納め、そして自分の給与をそれなりに出すことができて、利益として残れば、黒字として考えることができ美容室経営を続けていけると言われています。

しかし人件費がプラスで加わることでもちろん自分以外の従業員にも給与支払いの義務がでます。美容室を経営していく中で知っておきたい数字ですが平均の人件費率は約49%です。やはり大きい数字です。

ここで売り上げとして100万円出すことができても、経費にプラス50万円の売り上げがないといけなくなります。数字的には黒字に見えます。しかしそのままの運営を続けていくと、あれ?どうして…という状態に陥ってしまうのです。

こうゆう点でもまた、美容室経営の中でも人件費という項目に頭を抱えるオーナーが増えてくるのです。

美容室経営を上向きにするための方法を間違うと逆効果に…

美容室を経営していく中で少しでも集客に目を向け、人材のスキルアップを図り、安定した美容室をつくるために集中していきたいのがオーナーの思いです。

しかしそうしたステップアップの前に問題が多いとやりたいことができない状況にオーナーとしても余裕がなくなります。そんな時に一番の問題が経理面であれば、思い切ってプロに任せるのもいいかもしれません。

美容室経営の中で経理を雇う美容室も増えています。経理面の負担がオーナーから軽減されるだけでも、オーナーもまた違う秘策を打ち出す余裕が出てきます。こうした流れを作るためにもプロに任せるのも1つの方法ですが、やり方を間違うまた経営難に陥る原因です。

プロに任せる時は3つの選択肢から選ぶこと

プロに任せるといっても、すぐに経営を委ねる相手を決めることは禁物です。プロなのでやり方は色々と策を持っていますが、あなたと同じように美容室の経営を安定させるために一番の思いを抱くパートナーを見つけないといけません。

そこで経営を任せる相手として会計士と税理士、経営コンサルタントの3つの分野に携わる方の中であなたが信頼を置けるパートナーを見つけるようにしましょう。他にも行政書士や弁護士などの選択肢もありますが、少しお堅いイメージがあることや、相談にかかる費用などから諦めざるを得ないとケースも多いです。

経営に悩みながらもお金をかけずになんとか自力で立て直そうと考えていてもその期間、経営難は悪化する一方…そんな事態に陥る前にもプロに任せることで解決策を見つけることも方法の1つです。

自らの経営状態を他人に見せることに関しても少し勇気のいることかもしれませんが、本当に親身になってくれるパートナーを見つけることで、もしもの時も少し安心感を感じることができるでしょう。

会計士や税理士、経営コンサルタントが経営に携わる美容室も多いのは、自分だけでは限界のある中で他にどのような対策があるか冷静になって考えてくれる立場であるからです。

経営に関して相談をする際の相場ですが、どの職種も自由業で料金は異なります。平均としては1時間5.000円〜7.000円程度なので目安にしてみてください。いくら安心できるとはいえ、費用がかさむと継続してお願いする事が難しくなります。

相談料としてどの程度が相場なのかも知っておく事で、経営を任せるパートナー探しができるでしょう。

人材選びも慎重に行わないと人件費だけがかかり美容室経営が困難になる

美容室経営を行う際に人件費にかかる費用に頭を苦しめる際に、従業員へ正直に相談することは簡単ではなく、まず第三者へ相談する方法を取り入れる事が先決でしょう。

そこで経営を立て直すためにプロに相談することはオススメです。しかし経営面を相談してさまざまな秘策を取り入れ経営を立て直すために動き出しても問題の人件費に対して、その人件費をいただく従業員の不満が消えないと、経理面でお金を費やしても水の泡です。

人材選びは慎重に行おう

人件費に頭を抱えるオーナーは口にするのは「言い分は分かるのだけど…」です。

そうです、オーナーである立場のあなただってもう少し見合った額の給与を支払いたいという気持ちはあるのです。それだけ見込みのある人材を確保したのですからね。

分かってはいても経営面を考えると今の給与以上の額をこの先払い続けるという約束がまだできないのです。賞与として定期的に支払うものであれば、なんとかなるものでも、毎月の約束する額はオーナーにとっては壁が高すぎます。

でも自分で見つけた人材です。やはり美容室への貢献は確かでしょう。そこで給与アップを願うのも当然ということで、そこに応えられない自分が不甲斐なくなる事が辛いというオーナーが増えます。

初めからそれなりに約束できるだけの人材ならその約束について決まりを作ろう

あまり人件費をかけたくないからと、少しスキル面に目を瞑るということは賭けです。美容室経営では大きな賭けになります。

やはりそれなりにスキルのある人材、そして信頼できる従業員を雇いたいと思います。その考えは貫くことに間違いはありませんが、そんな期待を抱く人材であれば、その相手も信じてみようと思えるだけのあなたのプランをしっかり話しておきましょう。

今すぐの給与アップは無理かもしれないけど、信じて頑張ることでいつかその時が来る!その時までこの人の元で頑張れる!と思わせること、思ってくれる人を従業員として迎える事が理想だと思います。

こうした関係は美容師という職業特有です。上司と部下という関係ではなく、時間を重ねるごとにいつしか同志のような立場になるのが美容師です。頭から私はオーナーだから私の考えについてこれない奴はいらないなんて思いだと、人件費問題だけだなくさまざまなトラブルを招く業界であることも胸に留めておきましょう。

美容室経営は人件費問題が大きくなるが考え方次第で経営は上手くいく

美容師って少し特殊な職業なのかもしれません。独立して経営者となった時に、改めて痛感することでもあるでしょう。時に心では厄介な性格が多いな…なんて思うかもしれませんね。(笑)

でもそれだけ野望を持つ人の集まりでもある業界。そこで上手く経営していく事ができたらそれはあなたの才能です。是非、少し人材選びの重要性にも目を向け、うまい経営者を目指してください。

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