【第0弾】ホットペッパービューティー攻略ゼミ「掲載店舗予約数と売上高推移ならびに市場シェア3000億円の衝撃」

[記事内外にPRを含みます]

どうもKAMIU編集部です。ホットペッパービューティー攻略講座という特集シリーズを開講致します。

ネット上いくら探してもホットペッパービューティーの攻略系記事が少なすぎるんですよね。。。
ということでKAMIUが先行してはじめます。対象は下記のような方です。

  • 将来的に開業を考えている方
  • 現在ホットペッパービューティーを利用しているオーナー様
  • ホットペッパービューティーのコンサルをされている方

このシリーズでは、「ホットペッパービューティー、ならびに他媒体をいかにうまく使うか」をご紹介させて頂こうと思っています。

ホットペッパービューティー攻略ゼミの概要と得られる事

今回のホットペッパービューティゼミですが、何が得られるの?というご質問を頂くと思います。
基本的には下記のようなことを扱っていく予定です。

  • ホットペッパービューティーの小ネタ
  • プラン選定の方法
  • ホットペッパービューティーの裏技/攻略法

ネタが尽きるまで講座開催しますので、楽しみにしていてください(笑)

ホットペッパービューティーの売上はなんと年間500億円、未だ急成長中

ホットペッパービューティーは最早無視できないほど浸透しているとも言えると思います。
美容室予約=ホットペッパーとなっているお客さまがかなり多いんですね。
では、リクルート社のIR資料から、その浸透具合を見ていきたいと思います。

年成長30%、年次500億円、営利率30%。という驚異的数字

ホットペッパービューティーですが、なんと2016年3月期の3Q時点で売上高が425億円を突破しております。
つまり、年商ベースでいくと500億円を突破する見込です。
ものすごい成長です。では直近4~5年の推移をまとめてみましたので御覧ください。

ホットペッパービューティーの売上推移と予約数


予約件数の伸びが本当に凄いです。。
2015年で3004万件、2016年で4501万件、2017年で5990万件(見込)、これほど巨大なサービスにも関わらず成長率を落とさず伸びているのは圧巻の一言ですね。

ホットペッパービューティーは美容業界に恩恵をもたらしたのか?

しかし、ネット界隈では「ホットペッパービューティー悪だ」という論調が多いのも事実です。
ホットペッパービューティーを否定派の人々は「価格競争」「利益主義」が問題だという主張です。
実際の数字から見る前に、ホットペッパービューティーが美容室産業に与えている影響度から見ていきたいと思います。

ホットペッパービューティーが業界全体の価格下落を引き起こしているのであれば、影響度は相当高いはずです。
以前、ネット上で過去に下記のような投稿が話題となりました。

長々と書いたが、最後に言いたいのはリクルートは2.2兆円市場の理美容業界において、たった460億円しか売上がないんだぜ。50%は言いすぎだ。
引用:おい、美容師。全部リクルートのせいにしてんじゃねえよ。頭がめでてえな

ホットペッパービューティーは1.5兆円の美容室産業においてたった400億程度なので影響度が低いという主張です。
しかし、数字が市場規模と広告費を比較してるので、少し検討違いな主張ですよね。
実際にどの程度影響をもたらしているのでしょうか?ファクトベースの数字から仮設をしてみました。

ホットペッパービューティー経由の取扱高、約3000億円の衝撃

では実際に及ぼしている度合いを見ていきたいと思います。
試算方法は下記のように行いました。

※想定の数字になります。電話予約数はサロンヒアリングから仮定。
ホットペッパービューティー経由予約×美容室の予約数×平均客単価+想定電話経由予約の取扱高

ホットペッパービューティー経由の業界売上は約3,009億円となりました。
美容室産業が1.5兆円なので、取扱高3,009億円をホットペッパービューティーが占めていることになります。
美容業界の約20%。確かに影響度が高い気がします。

業界ではホットペッパービューティー登場後「価格競争が起こり客単価が下落した」と言われています。
では本当に、ホットペッパービューティー登場以降で実際に客単価は下落してしまったのでしょうか?

客単価は2011年比で905円下落。308億円の市場下落

客単価の数字はホットペッパービューティーが公表しているビューティー総研の数字を参考に推移を出してみました。

直近の6年間で905円も下落しています。
小さいようですが、このインパクトって凄く大きいのです。
15~65歳の人口全てに影響したとすれば約8000万人・年間2.1億回の毎回の利用に対して905円の下落です。
これは市場に対して308億円の負のインパクトがあったことを示しています。

とはいえホットペッパービューティーが全ての原因といい切るの暴論です。
1000円カットサロンなどの要因も強いというのと、国内全体でFAST文化の台頭などがあるので、そういった背景も強そうです。
最近ではカラー専門店も急増してますね。そういったものも影響しているはずです。

政府・調査会社による美容業界の市場規模レポートでは下落傾向

今まで推定でお話をさせて頂きました。
では実際にマクロ的な数字を公表している会社や政府のデータはどうなっているのでしょうか?

矢野経済データでも年次1%ずつ下落

矢野経済の市場規模を元に話されることが多いので見てみました。


引用:矢野経済プレスリリース

2011年度に1.56兆円あったものが、2016年には1.51億円に下落しております。
先ほどホットペッパービューティー総研のデータを元にした市場規模下落の予測が「308億円」でしたね。
親しい範囲で、確かに下落はしていることがわかります。

政府のサービス産業動向調査でも下落傾向

政府が毎年発表しているサービス産業動向調査からも美容業界の市場の縮小が確認出来ました。

2009年に1.82兆円あったと言われていた市場規模が、2014年には1.56兆円にまで下落しています。
矢野経済に近づいて来てますが、2014年のデータですので2016年・2017年を考えるとゾッとしますね。。

美容業界は明らかに市場規模の縮小に向かっていると言えると思います。

ホットペッパービューティーは悪だ!辞めるべき、なのか?


では、ここまでの流れをお読み頂いたあなたは「ホットペッパーは業界に価格競争という悪い影響しか与えていない!辞めるべきだ!」と感じるかもしれません。
しかし、本当にやめてしまってもいいのでしょうか?

市場の20%、取扱高推定3000億円を握るホットペッパービューティーです。
20%の客を見逃すことになりますね。状況によっては続けるべきかもしれません。

ということで、今回の連載企画「ホットペッパービューティー攻略ゼミ」では、過去・現状ではなく、未来を生き抜くためのお話を展開していきたいと思います。
既にホットペッパービューティーに掲載されている方にとっては、ホットペッパービューティーをうまく活用することは死活問題といえると思いますので、そんなあなたのお役に立てれば光栄です。

KAMIUの限定オンラインサロンが開講


KAMIUでオンラインコミュニティが出来上がりました。
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完全無料なのでゆるい感じで運営していく予定ですが、ご興味ある方はぜひご参加ください。
業者の立ち入りが予想されますので、審査制・完全招待制とさせて頂きます。
コンセプトは「学び合い」ということでKAMIUでは提供できない、オーナー同士での情報交換などの場にできればと思っています。

次回予告「低単価でも集客が出来る?他サロンの実績数値を緊急公開!」

次回は低単価のプランで成功されているサロン様のご紹介と、
ホットペッパービューティー以外の他のサービスの活用法と実際の集客の実績値を公開したいと思います。
 
ではでは次のゼミで。