【美容師向け】シザーの種類・選び方と中古シザーのランキング


美容師の商売道具ハサミ。
ほとんどの美容師が1丁だけではなく2、3丁ハサミを持っているのではないでしょうか。
シザーにセニングにウェットカット用のハサミ、ドライカット用のハサミ。

このようにハサミの種類はいくつかありますが、これからカットの練習に入るアシスタントにとってはどのハサミを選んでいいのか迷うところ。

今回はそんな人のためにハサミの種類と用途について説明していきます。

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ハサミは美容師の命

美容技術の中でもカットが得意という人は結構多いのではないでしょうか?
コツコツと練習を続けてきて、「やっと入客できた!」という人がほとんどでしょう。

カット技術には必ずハサミが必要で美容師の命とも言える商売道具です。
ハサミがなくては仕事になりません。

美容師は用途で使い分けます

美容師にとってなくてはならないハサミですが、実は種類がいくつかあります。

「ベースカット用」「ドライカット用」「セニング」などなど。
ハサミは作るヘアスタイル、求めた質感に合わせて使い分けています

ハサミの種類

では、一体どんなハサミがあるのでしょうか?

ここからは数種類あるハサミの形について解説していきます。

シザー

まずはシザーです。
各部の名称は以下の通りです。

動刃 親指側のリングが付いている方の刃で、カットの時は動刃を動かして切ることになります。
静刃 薬指側のリングが付いている方の刃で、通常切るときに動かさないで基準となる方の刃です。
裏梳き(うらすき) 刃の裏側の凹んだ部分で、ここの良し悪しがハサミのメンテナンス性や寿命を左右します。
裏刃 刃の裏側の刃線に沿って細い線状に見える部分で、触点部分から繋がっているのが普通。裏押し(裏研ぎ)をした際に砥石によって形成される。細すぎず、太すぎずおおよそ一定の太さで出ている状態が良い。
刃線 刃の部分のカーブの具合で800R(半径80cmの円周のカーブ)等と表されます。ハサミの用途を決める大切な部分でこのカーブのちょっとした違いで、ハサミの切れ味は大きく変化します。
ねじ マイナスドライバーを使用するタイプや、専用のドライバーを使用するタイプ等様々な形状があります。ハサミはねじの締め具合が、切れ味や刃の持ちに大きな影響を与えます。調節は確実に!!
触点 ハサミはねじを中心に刃の部分と、触点部分が開閉の度に擦れ合います。ここに汚れが付くとハサミの開閉が重くなったりといった、不具合が出ることがあります。
小指掛 ご存知小指をかける部分。ねじ式もありますね。
ねじ式は緩みやすいので、ホームセンターに売っているねじ止めを塗ると良いですよ。
ヒットポイント ヒットゴムとも呼ばれ、中には金属タイプもあり、開閉のたびに金属音が響きます。(手に負担があるかも?)こちらも緩みやすいので、ねじ止めを塗っておく必要があります。

(出典:理容鋏・美容鋏・トリミング鋏の専門店シザーズプライム 鋏の各部の名称より http://s-prime1.com/index.php?%E9%8B%8F%E3%81%AE%E5%90%84%E9%83%A8%E3%81%AE%E5%90%8D%E7%A7%B0

このようにハサミにはパーツによってきちんと名前がついており、一つ一つのパーツがないとハサミとしての機能を果たしません。

シザーは主にウェット時のベースカットやドライカット時の質感や毛量調整でも使います。

さらにシザーは刃の形によっていくつか種類あります。

①直刃(ちょくば)


(出典:http://axis-scissors.shop-pro.jp/?mode=f2
刃がまっすぐなタイプで毛を逃さずに確実に切れるハサミです。
ベースカットで一番多く使われるハサミで、主に

■ブラントカット
■刈り上げ
■チョップカット

などで使います。

②笹刃(ささば)


(出典:http://axis-scissors.shop-pro.jp/?mode=f2
刃が曲線になっており、毛をあえて逃がすので、髪には優しく切れるハサミです。
ベースカットには向かないハサミで、ドライカット時の質感・毛量調整で重宝します。

■ストロークカット
■スライドカット

などに向いています。

③柳刃(やなぎば)


(出典: http://hasamihouse.jp/products/detail.php?product_id=85
直刃と笹刃の中間で、ベースカットと質感・毛量調整のどちらにも使えるハサミです。
主に

■ブラントカット
■ストロークカット
■スライドカット

で使いますが、直刃や笹刃のハサミには叶いません。

④鎌刃(かまば)


(出典:http://www.1hasami.com/glossary/s/kamaba.html
刃が湾曲しているタイプで主に質感調整に使うハサミです。
シザーを使っての毛量調整に向いてるハサミで、主に

■スライドカット
■ストロークカット

などで使います。

セニング

次にセニングです。
各部の名称は以下の通りです。

くし刃 セニングはくし刃の形状と本数によって、カット率が変化します。溝の付いていないタイプと溝が切ってあるタイプがあります。
棒刃 セニングの場合基本的に、棒刃に鋭い刃がついています。くし刃で受け止めた毛を棒刃がカットするイメージです。ファジータイプのセニングではくし刃に刃をつけて、棒刃で受け止めるタイプもあります。
正刃 カットシザーの項目で説明した”静刃”と読み方が同じなのでよく混同されます。正刃のセニングは、持ったときに手前にクシ刃があるタイプを指します。一般的に美容で使われているケースが多いタイプです。
逆刃 上の正刃と逆で、持ったときに手前に棒刃がくるタイプです。一般的に理容で使われているケースが多いタイプです。

(出典:理容鋏・美容鋏・トリミング鋏の専門店シザーズプライム 鋏の各部の名称より http://s-prime1.com/index.php?%E9%8B%8F%E3%81%AE%E5%90%84%E9%83%A8%E3%81%AE%E5%90%8D%E7%A7%B0

基本的にはシザーと同じですが、セニングは片方がくし状の刃になっており、主に毛量調整の際に用いられるハサミです。

セニングで重要視されることの一つとして“スキ率”というものがあり、1回の開閉でカットできる髪の量を数字として表しています。
高くなればなるほどよく切れますが、カットラインが出るので危険が伴います。

セニングのスキ率は刃の目数によってスキ率が変わります
目数が多くなれば自然な仕上がりで、少なくなれば一度に多く切れますので使用の際は危険が伴います。
そのため微調整は10%、全体の毛量調整は30%、メンズの刈り上げは80%、などと使い分ける必要があります。

(出典: http://www.s-prime1.com/index.php?%E3%82%AB%E3%83%83%E3%83%88%E7%8E%87%E3%81%A8%E7%9B%AE%E6%95%B0

そして、実はセニングの刃にもいくつか種類があります。

⑤正刃(せいば)


(出典: http://www.1hasami.com/sub/report/report-y7.html
静刃がくし形の場合は正刃になります。
表面が多く切れ、普段の毛量調整で使われることが多いハサミです。

⑥逆刃(ぎゃくば)


(出典: http://www.1hasami.com/sub/report/report-y7.html
動刃がくし形の場合は逆刃になります。
内側が多く切れ、フワっと収まりがよい仕上がりになるハサミです。
刈り上げのぼかし作業にも使われるハサミです。

⑦段刃


(出典: http://axis-scissors.shop-pro.jp/?mode=f2
刃先が段の様になっている刃のことで、毛を逃がしながら切り、カットラインが目立ちにくい仕上がりになるハサミです。

⑧クシ刃


(出典: http://axis-scissors.shop-pro.jp/?mode=f2
刃先が平らな刃のことで、毛の抜けやすさを重視しているため毛をつかまえにくいハサミです。
スキ率は低くなっています

⑨V溝刃


(出典: http://axis-scissors.shop-pro.jp/?mode=f2
刃先がV字になっている刃のことで、溝部分に毛をしっかり挟めるのでその部分は確実にカットできるハサミです。
溝のV字が深いほどスキ率は高くなります

ハンドルの種類

ハサミの種類は刃の形状だけではありません。
持ち手、つまりハンドルの形もいくつかあります。

⑩オフセットハンドル


(出典:http://axis-scissors.shop-pro.jp/?mode=f2
大きく開閉しなくても静刃が安定しているのと、持ちやすい構造になっているので楽に開閉ができるハサミです。
女性などの手の小さい人腱鞘炎の人開閉を多くする刈り上げの時などに使いやすいです。
また、持ちやすいということを生かし、不器用な人や初心者向けのハサミとも言えます。

⑪メガネハンドル


(出典:http://axis-scissors.shop-pro.jp/?mode=f2
最もベーシックなハンドルとされておりますが、少々持ちにくいと感じる人もいます。
しかし、持ち方の自由度が高いハサミでいろいろなカット技法がしやすいとも言われています。
セニングがメガネハンドルの場合、正刃と逆刃、どちらでも使えますので便利なハサミでもあります。

⑫3Dハンドル


(出典:http://axis-scissors.shop-pro.jp/?mode=f2
人体工学に基づいて設計されていますので、オフセットよりもさらに持ちやすく指にフィットするハサミです。
長時間使っても疲れにくいですので、カットのお客様が続くときには有効的と言えます。

美容師シザー(ハサミ)のブランド紹介!

では数ある多くの美容ハサミ・シザーメーカーから9つのハサミ・シザーメーカーを紹介していきます!

1963年創業の高級シザーの代名詞「ナルトシザー」

出典:http://www.narutoscissors.co.jp/product/adv_cut.html

1963年に創業したナルトは美容ハサミ・シザーメーカーで最も有名です。木村拓哉さんが美容師役として出演したビューティフルライフで使用されたハサミ・シザーです。

ハサミ・シザーの開閉がスムーズになるため、手が疲れにくいです。刃先が細かく小回りが利きます。カットがキレイに仕上がりお客さんの髪に負担がかかることがありません。

ナルトの切れ味はスパッと切れるのではなく、柔らかい切れ味となっているので、ある程度カットの技術レベルがないと使えないです。

値段は高額で15万円~20万円になりますが技術のレベルは保障されており、一流の美容師が愛するハサミ・シザーとなっています。

パーツごとでオーダーメイドが強み「ハヤシシザー」

出典:http://www.hayashi-scissors.com/product/v_14reverse.html

美容ハサミ・シザーメーカーハヤシは自社製造を会社の強みとしています。シザーを完成形ではなくパーツの状態で保存しており、お客さんの要望を聞いてからパーツを組み合わせてお客さんに合ったはさみを製造しています。顧客ニーズを的確にとらえ、美容師にとって使いやすいハサミ・シザーを常に追求しているのです。特に微妙なこだわりを持つストイックな美容師さんからの人気は大変高くなっています。アフターフォローもしっかりしています。

ハヤシのハサミ・シザーは以前は代理店販売をしていましたが、現在では代理店では販売しておらず直接本社を訪ねて購入する必要があります。

ヒカリ

出典:http://www.hikari-scissors.com/

ヒカリは美容シザースの製造販売を行っている会社です。元美容師の社長さんが完璧なものを作ろうという目標の元に製造を行っています。完璧なものを作ろうという意欲から現代の大量生産体制とは逆行しており、月1000本の製造が限界といったはさみ作りに大変こだわっています。

現在では一般的となっているハヤシが製造した「ハマグリ刃」など業界の常識にとらわれない製造が魅力です。

ヒカリのシザースは手に馴染みやすく、切れ味、カットがなめらかなのが特徴です。

錆びにくく長く切れる「大川プロ」

出典:https://ameblo.jp/ke-okawa/entry-11565348210.html

大川プロはハサミ・シザーメーカーでも大変有名です。錆びつきにくく、よく切れて、永切れします。美容師さんの手首に負担がかからないように、ハサミ・シザー自体に軽い調子を意識しております。大川プロが製造する小さいサイズのハサミ・シザーは小回りが利くため数多くの美容師さんから重宝されています。大川プロのホームページには製造過程も詳しく掲載されていますので、安心してオーダーできます。

TOGINON

出典:http://www.toginon.co.jp/

美容鋏メーカーのトギノンは当初は繊維裁断工場用のハサミ・シザーを作っていて、美容ハサミ・シザー市場に進出した異色のメーカーです。繊維裁断用のハサミ・シザーはなめらかにきれいにカットできることが求められていますがトギヌンは繊維裁断用のハサミ・シザーの技術を美容ハサミ・シザーに取り入れました。その技術力の高さからアメリカ。ドイツ、日本で特許を取得しています。トギヌンのハサミ・シザーはほとんど接点に集まらないのでとても使い勝手がよいです。

トギノンのハサミ・シザーは分割払いにも対応しているので、若い美容師の方でも購入することができます。

徹底した現場主義のシザー「ROYAL MASTER」

出典:https://ameblo.jp/royalmaster-blog/entry-12254472003.html

美容ハサミ・シザーメーカーのROYAL MASTERは現場主義を貫いている美容はさみメーカーです。様々なこだわりがあり、美容師それぞれ違う手の大きさにこだわっています。特に女性用のシザースの取り扱いに長けているのが特徴です。

妥協しないシザーづくりを「bMAC」

出典:http://www.bmac-scissors.jp/

美容ハサミ・シザーメーカーbMACは「妥協しないモノづくり」をモットーとしており、全ての製造を自社工場で行います。

bMACはデザイン性が非常に高く多くの美容師から愛用されています。

握力の弱い人でも使える「Lumiere」

出典:https://instaview.xyz/

美容ハサミ・シザーメーカー「ルミエール」の美容ハサミ・シザーの大きな特徴は腱鞘炎になりにくいことです。美容師はカットを行うと握力の弱い人であれば腱鞘炎になりやすいですが「ルミエール」の美容ハサミ・シザーは腱鞘炎になりにくいように設計されており、あまり力を入れる必要がないので何十年と愛用する事が多い美容ハサミ・シザーとなっています。

またメーカーさんが何度も美容室に足を運んでメンテナンス、ヒヤリング等を行ってくれますので、そういった面でも美容師さんからの信頼が厚いです。

細かなニーズにあわせた「トラックシーザス」

出典:http://www.tracks.jp/

トラックシーザスは美容師さんの細かなニーズに合った美容ハサミ・シザーを製造しています。柔らかい質感のカットを可能にしています。

自分の手になじむハサミを

今回は美容師のハサミについて説明してきましたがいかがでしたか?
12種類を別々に解説しましたが、これらは組み合わさっていることがほとんどで、ハサミメーカー各種が工夫しています。

ハサミの特徴を理解し用途で使い分けることは大切ですが、ハサミを選び一番の基準は実際持ってみて手にしっくりなじむかどうかです。
一度買うと何年も使い続けるハサミものですので、やはり持っていてストレスが少ない方が良いに決まっています。

また、ハサミは美容師の“相棒”と呼んでも良いくらいの存在です。
現在使用している相棒はどんな特徴を持っていますか?
もう一度、よく理解しその特徴をフル活用してください。
これからハサミを買う予定のある人は良い相棒と巡り合えると良いですね!

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